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株式会社エス・エム・エスは株式投資推奨株
介護領域の期待株
こんにちは。HARUKIです。
本日は、介護領域で益々存在感を強めるエスエムエスについて記載します。
社長が後藤さんに変わりましたが、創業者で現在ベンチャーキャピタルの諸藤さんが作り上げた企業文化は衰退することなく、まだまだ大きな成長をしていくと思います。
エス・エム・エスの概要
会社概要:株式会社エス・エム・エス (英語表記) SMS CO., LTD.
業務内容:介護・医療領域のキャリア事業を中心し、シニア・海外等様々な事業を展開する国内介護・医療領域の優良企業
設立年月日:2003/04/04
従業員数:1,781人(2017/03期 連結), 257人(2017/03期 単体)
主な競合:リクルートメディカルキャリア、NDソフトウェア株式会社
*以外にもエムスリーとは領域を分けており、競合関係というよりは協業関係になっている
エムスリーは簡単にいうと、以下のような事業体を持っています。
①医療キャリア
②介護キャリア
③介護施設向け経営支援(カイポケ)
④アセアン向けの海外事業
⑤その他新規事業
特に、②〜④の伸長率が非常に高く、かつ競合のリクルートやその他人材会社より圧倒的に強いオペレーションを引いているため、キャリア領域でも圧倒的な強さがあります。
*人材領域では、「忙しい看護師向けに面接時間を20分に設定」・「中抜きによるCVR 低下のために面接同席を実施」等様々な現場オペレーションの改善を行っており、体系化されていないリクルートメディカルキャリアは完全に後塵しています。
以下エス・エム・エスのIR資料より抜粋。
そして特筆すべきは、下記介護領域の圧倒的な成長です。
売上がまだ28億円→41億円と前年同期比で45%も伸びております。
*IR資料より抜粋。
市場の想定成長率が想定よりも低く、大きく株株価は下落していますが、これだけの大きな成長をしているのであれば、引き続き買いだと思います。
HARUKIの5条件
①その事業領域でNO1である。
→まずは、介護・医療領域で圧倒的なNO1です。
ただし、医療領域は最近エムスリーも実施し始めたので医療領域はレッドオーシャン。
そのため、介護領域を始めナースや医師が絡まない人材領域で以下にシェアを取れるかがキーとなります。
②労働集約事業でなく、指数関数的に業績が伸びる
→ここは正直△。
カイポケやMIMSの非労働集約型のオンラインサービスは確実に伸びていますが、未だに売上の内130〜140億円
*全体が190億円を占めているのがキャリア系の事業であり、キャリア事業は労働集約事業のためスケーラビリティには少し疑問が残ります。
ただ、創業者の諸藤さんは元KEYENCEでオペレーションの効率化は競合よりも圧倒的にうまいはずで、その仕組みは未だに残っているはずなので、短期的にはまだまだ業績は伸びると思います。
③一定規模の市場がある
→ここは圧倒的です。
2025年時点では、日本だけでも7000億円、アジアをいれると3.2兆円と非常に大きな市場があります。
まだエスエムエスの時価総額が1600億円程度なので、まだまだ伸び余地はあると思います。*ちなみに、エムスリーの時価総額は1.3兆円です笑
そしてこの試算はすこしコンサバなので、実際はもう少し市場は大きく、エムスリーの時価総額は3000〜6000億円くらいが適切だと推察されます。
④経営者が優秀
→創業者の方は間違いなく優秀。
ただし、現社長の後藤さんは正直未知数。ここから経営の手腕が試されます。
⑤参入領域の中で、利益率が非常に高い
→利益率は10%以上とここは低いのが気になります。
*ただし、投資を100億円近くしているので、EBITDAベースだと20%近くに見ようと思えば見るため、ここは少し利益率が低いくらいと思ってよ いと思います。
少し迷うところではあるが、最終的には圧倒的な成長市場でのNO1であることを考慮して買いを継続
経営者と利益率だけ気になりますが、引き続き市場性とシェアの大きさからまだ買いだと思います。
*会社としても、テクノロジーと海外という投資すべき場所に投資しているのも個人的には買いだと思います。
ただ、最近は市場の失望を買い、株価が大幅下落。バリュー投資なら買いですね笑